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夜を歩く時もニョンニョン言う


わたしの住む新村(シンチョン)は学生街で昼夜を問わず賑やかだ。ここに限らず、ソウルの夜にはいろんな店の看板がキラキラと光りだす。
 先週から、ちょうど一週間になるが、語学学校がやっと始まった。朝起きて、学校に行って授業を受け、予習や復習、宿題、小テストの準備などで一日を過ごす日々だ。街を歩く時も聞こえることばを復唱したり、看板の字を解読したり。
 ふと少しひいて考えてみると、面白いのは韓国語の響きだ。話す人にもよるけれども、それがなんとなく柔らかく感じるのは「ニョ」とか「チュ」とか小さなヤ行があるからだろうか。たとえば「いいえ」は「アニョ」と言うがなんだか否定された気がしない。いや、気がしないということはないけれども、まんざら「いいえ」でもないような、なにかしらこちらががんばれば「はい」になるような、そんな柔らかさがあるではないか。
 これが例えば日本で、稽古終わりに役者が「明日からは本番だニョ」と言ってきたとするとどうだろうか。わたしならば、本番前日だからもはやどうしようもないとはいうものの、どうしてこんな役者を起用したのかと自分を叱責することを中心に演出家としての来し方行く末に思いを馳せるだろう。しかし稽古終わりでわたしはきっと疲れ果てているので、たとえ多少の沈黙を挟んだとしても「そうそう、ニョンニョン」と返してしまうに違いない。そして暗澹たる心持ちで帰途につくのだ。
 しかし韓国語ではそう言わなければならないから仕方がない。みんながニョンニョン言ってるのだ。恥ずかしいとかいう話ではない。「いいえ」を言うなら「アニョ」なのだ。
 そんなことを考えながら繁華街を抜けて行く。ソウルの街は元気というか前向きというか、そういう印象を与える。看板の光やネオンは深夜になってもなかなか消えない。自殺ブームに火がついた日本の様子を知ったからなおさらそう思うのかもしれない。

noartnolife

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どなたかは分かりませんがコメントありがとうございます。演劇界の状況を語るということそれ自身が難しいですよね。日本についてもそうですが、とりあえずは「いろいろある」としか僕には言えないです。ただミュージカルの元気さは特筆すべきかも。日本で言う「小劇場演劇」と同様に「小劇場ミュージカル」がこちらでは成り立っています。お客さんも入ってるし。
田辺剛 | 2006/11/28 23:50
昨晩テレビで韓国で一人芝居などをするクリエイター的な存在であるという女優さんのドキュメンタリーをしていました。
朝鮮日報などにも演劇の話題はほとんどなく、韓国の演劇界はどういう状況なのか、いまだによくわからないですね。
| 2006/11/16 14:19
>れいかさん
つられて「ニョンニョン」言いませんから悪しからず。コメントありがとう。元気でなんとかやっています。また帰国したらみなさんに会いに行きます。よろしくお伝えくださいませ。
田辺剛 | 2006/11/12 20:41
「そうそう、ニョンニョン」って。
くっだらなくって、おもしろすぎニョン。
ついつい、くせになるニョン。

おひさしぶりニョン。
お元気そうで何よりニョン。
れいか | 2006/11/12 20:03
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