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サクラノモリ@アートプロジェクト『温室』公演のご案内


 遊劇体のキタモトさんに自分の脚本を演出してもらうというのは一つの夢だった。大学生の頃に京大西部講堂で観た『青空三幕』(1996年5月)が初めての遊劇体で、演劇初心者だったわたしには正直分からなくて、けれども分からなさの圧倒する力がとても印象深い作品だった。
 それからしばらくの間があって2001年5月に『闇光る』の初演だ。仙台の戯曲賞もとった作品だけれど、戯曲もそうだし演出もそう。作品の方向性がはっきりと変わったことも驚きだったけれど、とにかく素晴らしかった。それ以来のキタモトさんだ。
 いつか仕事をごいっしょできるといいですねと話したこともあったし、まあけどなかなかそういう機会も難しいだろうと思っていたけれど、偶然というか、わたしが戯曲を提供して三年目になる「サクラノモリ@アートプロジェクト」で今年に限ってキタモトさんと引き合わせてもらったのだった。
 「サクラノモリ@アートプロジェクト」は(リンク→)、これ自体は何年も前からやっているプロジェクトだが、わたしの新作戯曲を毎年一本、三年間上演するという企画で声をかけていただいて、今年が最後の年。京都・西陣にある「西陣ファクトリーガーデン」で上演されてきた。演出は企画をされている椋平さんが担当で今年もそのはずだったのだけれど、諸般の事情で今年だけは交代することに。
 企画としては最後の年でキタモトさんの演出で。なにかと感慨深いというかいつも以上に緊張するというか。そんな思いのなかで書いた60分余りの中編戯曲。めったに無いであろうキタモトさんとの共作。ぜひご覧いただければと思います。

【フライヤーに掲載した文章】
 冬でも暖かいその場所ならば、作物を育てることもできるし、暖かい地域にしかいない植物を飾ることもできるだろう。そこは生命を守り育む場所だ。しかし膜一枚隔てた外の世界は、冷たい風が吹きさらし人も動物も植物も小さくなっている。その様子をわたしはジッと中から見ている。例えばそこからは枯草が空を舞っているのが見える。
 その膜が破れることはない。しかしだんだんとわたしは死の空気とでも言うほかないモノを感じ始めて息苦しくなる。腹も満たされゆっくり眠ることもできる。しかし息苦しいのだ。
 ある日、わたしは悪夢を見た。生きた心地がしなかった。けれどもそこは花冷えの夜でも暖かい場所だ。だったら、ここは、この場所はいったい何なのかと途方に暮れる。
 ただわたしはわたしの想像力でもってこの今と対峙するしかない。その思いは日に日に強まっている。

【公演情報】※こちらからの転載
「サクラノモリ@アートプロジェクト」実行委員会企画公演
『温室』

日時:2011年6月
    4日(土) 16:00/19:00
    5日(日) 11:00/14:00
場所:西陣ファクトリーGarden
   (京都市上京区浄福寺通上立売下ル蛭子町663)

出演者:
 村尾オサム(遊劇体)
 松本信一
 紗実のりこ(空の会)

スタッフ:
作     田辺剛(下鴨車窓)
演  出  キタモトマサヤ(遊劇体)
舞台美術  庭師だいすけ
オブジェ  浅山美由紀(現代美術作家)
照  明  大沢安彦(Ryu)
音響・舞監 務川智正
衣  装  中嶋寛子
宣伝美術  梅本昇吾
制  作  川口結実子
製作統括  椋平淳
主催:「サクラノモリ@アートプロジェクト」実行委員会

料金 2,300円(前売・当日とも。フライヤー持参で300円引)

予約・問い合わせ
Email:info@sakuranomori-art.jp
Web:サクラノモリ@アートプロジェクト

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