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下鴨車窓#8『人魚』のご案内


 下鴨車窓は、2011年7月下旬より兵庫・伊丹のアイホール、福岡のぽんプラザホール、そして広島のアステールプラザにて『人魚』を上演いたします。この作品は2009年12月にアトリエ劇研にて初演され、戯曲は2010年度の第17回OMS戯曲賞で最終候補作品に選ばれました。
 初演の成果や反省をふまえて脚本に加筆修正をします(登場人物が一人増えます)。キャストも一新するなど演出も変えて再演に臨みます。『人魚』の世界の魅力を存分に引き出し、骨太の舞台を作ろうと考えています。ユニークな俳優たちと脚本と演出、なかなか集まることのできないこれらの組み合わせによるアンサンブル、どうぞご期待ください。
下鴨車窓#8『人魚』[脚本・演出]田辺剛
アトリエ劇研プロデュースvol.4/京都芸術センター制作支援事業
[出演] 河合良平
 筒井加寿子
 大熊ねこ
 高杉征司
 川面千晶
 *出演者の詳しい紹介はこちら
[日程] 伊丹=7月22日(金)から@アイホール/詳しく→
 福岡=7月30日(土)から@ぽんプラザホール/詳しく→
 広島=8月3日(水)から
   @アステールプラザ多目的スタジオ/詳しく→
*上演時間=105分

2009年に初演され話題を呼んだ『人魚』の再演。
登場人物を増やし、奥行きを増した
寓話のような異世界の物語。

知らない時代の、遠い世界の話。
 とある漁村では、ついに人魚を捕まえることに成功した。近年、村の漁師が海に出るたびに行方不明になっておりそれが人魚の仕業だった。沖合の小島を漁師が通りかかると、どこからともなく歌が聞こえてくる。その歌に誘われて行くとそのまま帰ってこなくなるらしい。村は漁師を次々に失い存亡の危機に立っていたのだ。
 捕まえられた人魚は、ある兄妹の家にとりあえず置かれることになったが、それはふてぶてしい態度で、どこから美声がと思われるような女だった。まずは飯を食わせろと人魚は言う。なんだか寒い、着るものはないのか。陸地に上がって歌えるわけないじゃないか。
 頼りにならない兄のせいで世話をすることになった妹はほとんど参っていた。人魚は捕まったのに、不漁は続く。空はあんなに青いのに、皆の表情はいまいちだ。
2009年初演/第17回OMS戯曲賞(2010年)最終候補作品


<第17回OMS戯曲賞の選考経過(『OMS戯曲賞vol.17』)より >
「共同体が危機に瀕した『終末』を、死臭が充満する密室に託して描いたのが秀逸。人魚の存在は、エロティックなものというより、美や崇高を求める人の心が、歌として聞こえたものだと思えた」 (生田萬)
「残酷な人間社会の風刺として読んだ。(中略)全く人魚に見えない人が人魚である、というおもしろさを書きたかったのでは」(渡辺えり)
「共同体の外側から入って来る人魚。それに対処する内側の人間のあたふたする姿や、『たまには人魚を水に入れなければ』と考える内側の論理がおもしろかった。それはあたかもすべてを飲み込む母のような存在と、内側の我々がどう付き合っていくか、ということのメタファになっていて、秀逸な作品」(松田正隆)



『人魚』再演にあたって
 もともと四人だった登場人物を一人増やせば脚本の書き直しはいよいよ避けられず、けれどもそのくらいの仕掛けをもって再演に臨もうと思ったのは、もちろん初演の反省もあるけれど、初演時と今とでは周りの状況がずいぶんと変わったからだ。 強度というか奥行きというか、「物語」のありようを疑いつつ、ちゃんとするという言い方もどうかと思うが、そのように創作しなければ、この圧倒するような現実の前で演劇は無力なままではないかと思う。 地元の京都を離れて公演をするこの機会に、ふだんは会えないようなさまざまな人と、そういう話もふざけた話もいろいろしたい。観に来てくれた人ともそうだし、今回すべての回にゲストを招いてトークイベントをするのもそうした思いからだ。田辺剛

[舞台監督]西田聖☆[舞台美術]川上明子☆[照明]魚森理恵☆[音響]小早川保隆[衣裳]権田真弓[制作]築地静香[企画]田辺剛 ☆=GEKKEN staff room

日時・会場・予約:伊丹公演→/福岡公演→/広島公演→

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